25日の日経平均株価は、一度は9500円を割り込んだが、引けにかけて買い戻され、持ち直しの動きとなり、終値で9500円台を回復した。福島第一原発3号機の原子炉損壊の可能性や放射能漏れ、週末を前に手じまい売りの加速などもあり、日経平均は上げ幅を縮小し、TOPIXは下げに転じる場面もあったが、前日比101円12銭高の9536円13銭と3営業日ぶりに反発で引けた。東証1部の出来高は31億5464万株。売買代金は1兆8372億円。騰落銘柄数は値上がり922銘柄、値下がり638銘柄、変わらず120銘柄。

25日の東京外国為替市場のドル相場は、特段の材料もなく、今日も1ドル81円近辺でもみ合ったようだ。午後5時現在は80円98~81円01銭と前日比12銭のドル高・円安だった。18日の日米欧による円売り協調介入から1週間、戦後最安値を付けた先週の相場とは打って変わって、静かな取引が続いたようだ。先週戦後最安値を大幅に更新したことで、さらなる下値を肯定する材料は見つけにくいというのが大方の見方のようだが、3月期末で、需給要因に左右されやすくなるため、来週は一波乱あるかもしれないともいう。
 
東日本大震災の影響による自動車大手8社の減産台数が25日現在の各社の見込みで35万台程度に達するという。昨年1年間の8社の国内生産台数の3.8%に相当する規模で、一部で生産が再開されているが、部品不足などから限定的で、減産規模の拡大は必至だ。8社は11日の地震発生直後からほぼすべての工場で生産を停止している。トヨタは26日まで国内の全完成車工場を停止する予定で、減産台数は約14万台。ホンダは4月3日まで停止予定で減産は約4万6600台。日産自動車は約3万4000台、スズキが約3万2000台、マツダが約3万1000台など、大幅な減産となるようだ。今日のトヨタはしっかりと値を上げている。三菱重工も良い艦字だが、コマツは破竹の勢いのようだ。
 
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