亀井氏「バカ足すバカはやっぱりバカ」民主の閣僚3増案に苦言

国民新党の亀井静香代表は23日の記者会見で、政府・民主党が東日本大震災を受け、震災復興担当相の新設を念頭に内閣法改正による閣僚3人増を検討していることについて、「人を増やせばいいというものではない。バカ足すバカ足すバカは、やっぱりバカなんだ」と苦言を呈した。亀井氏は「今の大臣がバカだと言っているのではない」と付け加えながらも、菅直人首相に対し、「今は、とにかく一元的に(震災)対策を断行すべきであり、船頭が多くてはダメだ」と注文を付けた。
 
人材がないのか知恵がないのか、非難を受けて引っ込めた仙谷大仙人を復活させたり、自民党の谷垣総裁に入閣を要請したり、国難という割には足元がおぼつかないバ菅政権だが、毒舌の亀井氏は、バカを何人集めてもバカにしかならないと言ってのけた。
 
確かに民主党には知恵がない。知恵がないというのか経験がないというのか、おそらく両方ないのだろう。権力を持った政治家に知恵をつけて正しい判断が出来るように補佐をするのが官僚だが、その官僚も、「大バカだ」と切って捨てた。
 
政治家は票集めには長けてるんだろうが、その票集めに忙しいようだから付け焼刃の勉強などしても現場で実務を仕切っている官僚に敵うはずもない。その官僚の知恵を借りながら事態を正しい方向に導いて行くのが政治家だろう。
 
元々実務的な知識のない政治家が何人集まっても適切な判断が下せるはずもない。それよりも実務家である官僚を配して知恵を集め、その上に理解力・判断力・決断力を兼ね備えた政治家一人を置いて底に権力を集中させた方が今回のような有事の対応としては適っているのだろう。
 
政治主導というのは責任を負担して最終的な決断を政治家が行うということで何でもかんでも政治家がやるということではないだろう。大体、こんな時に政治主導などと口走っていること自体が愚かしいことだ。
 
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