24日の日経平均株価は円高警戒から大きく値を下げ、節目の10500円ラインもあっさり割り込んだことから買い戻しも入らず、126円39銭安の1万452円71銭と3日続落で引けた。終値としては2月3日以来、3週間ぶりに1万500円を割り込んだ。東証1部の出来高は25億7885万株。売買代金は1兆7415億円。騰落銘柄数は値上がり159銘柄、値下がり1454銘柄、変わらず58銘柄。

24日の東京外国為替市場のドル相場は、中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の地合いが継続し、ドルが下げたようだ。約2週間ぶりに1ドル82円を割り込み、午後5時現在は1ドル81円84~87銭と前日比85銭のドル安・円高水準で引けている。危機回避の逃避先としての円の魅力が意識され、午後に取引に参入した欧州勢もドル売り・円買いで参入したようだ。内戦状態に突入したリビア情勢だが、サウジアラビアなどへの民主化運動の波及の可能性もくすぶっていて、当面、円を売れる地合いではないという。
 
GMの決算は、純利益が46億6800万ドル(約3800億円)となり、6年ぶりに黒字転換したという。また、世界生産台数では、トヨタ自動車(ダイハツ工業と日野自動車を含む)を抜き、4年ぶりに首位を奪回。2009年6月の実質経営破綻から2年足らずで、回復を印象付けたようだ。売上高は前年比29.6%増の1355億9200万ドル。世界生産台数は40%増の871万4000台で、トヨタ(855万7000台))を上回った。どうもこれを見るとトヨタの急加速問題も政治臭さが付きまとう。今日もトヨタ、三菱重工、コマツともしっかり下げているが、この状態ではやむを得ないだろう。
 
日本ブログ村へ(↓)