22日の日経平均株価は、連休明けの米国市場に対する警戒が強まり、ドル円の盛り返しも効果薄で、戻りも限られ、前日比192円83銭安の1万664円70銭と7営業日ぶりに大幅な反落で引けた。下げ幅は昨年10月12日以来の大きさとなった。東証1部の出来高は25億1930万株。売買代金は1兆7381億円。騰落銘柄数は値上がり171銘柄、値下がり1429銘柄、変わらず70銘柄。

22日の東京外国為替市場のドル相場は、こう着で小幅な値動きに止まったようだ。午前にリスク回避で円が買われると、1ドル82円台後半へ下落する場面があったが、日本国債見通しの引き下げを受けてドル買い・円売りが加速した。その後は落ち着いて、午後5時現在は、1ドル83円23~26銭と前日比11銭のドル高・円安で引けたようだ。午後に、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債見通しの引き下げをしたことから、ドルがやや買われる場面があった。それでも、すぐに日本の金融機関への疑心暗鬼が加速するわけではないと落ち着いているようで、83円台前半でのレンジ取引が続いたようだ。
 
産油国リビアの情勢緊迫化を受けて、リスク回避の売りが先行、金融株を中心に全面安の様相となり、自動車株は、トヨタ自動車が100円安の3805円、ホンダが90円安の3590円、日産自動車が18円安の859円と軒並みの大幅安だったようだ。当然だろうが、三菱重工、コマツも大きく値を下げて引けているようだ。
 
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