日本経団連の米倉弘昌会長は21日の記者会見で、最近の与野党議員が予算審議などより政局を優先して行動しているように見えるとして、「給料泥棒」と酷評した。

米倉会長は、自民党が早期に衆院解散に追い込む構えを強めていることに対し、「国民の生活や国益を無視した行動。予算関連法案の審議を尽くしたうえで、政局化するならすればいい」と述べ、予算成立を優先すべきだとの考えを改めて強調した。

その上で「(こういう局面でこそ)与野党の協力が必要なのに、今は国民のために何も仕事をしておらず、(与野党とも)給料泥棒のようなものだ」と不快感を示した。

また、米倉会長は、民主党の小沢一郎元代表に近い衆院議員16人の会派離脱の動きについても、「予算案や関連法案の審議が進み、これをどうしても通さなければならない時期に、与党の一員として無責任極まりない」と苦言を呈した。
 
このままでは日本はどうなってしまうのかと政治素人でも心配になってくる。政府与党は権力闘争に明け暮れ、菅総理は解散権をちらつかせて党内を恫喝し、政権にしがみつくことしか考えていないようだ。自民党は自民党で政権奪還しか目に入らないようだ。
 
主権者は国民、政権は国民から付託されたもので政治は国民のために行うなどと口では格好をつけてみても、やっていることは権力の座を得たいがための闘争ばかり。内政も外交も、そして経済も停滞どころかフルスピードで後退しているように見える。
 
この国の政治家は一体どこまで愚かで程度が低いのか、底なし沼のような連中だ。どこぞの国ならばもうとっくに暴動で政権は破たんしているだろう。こんな政治にも黙って耐えているこの国の国民は余程我慢強いのか、それとも超他力本願なのか。
 
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