9日の日経平均株価は、中国の利上げにへこまされた上に先物への売りにも祟られて、前日比18円15銭安の1万617円83銭と4営業日ぶりに小反落。一方、TOPIXは同0.02ポイント高の944.02ポイントと辛うじてプラス圏を維持した。東証1部の出来高は22億7671万株。売買代金は1兆5896億円。騰落銘柄数は値上がり778銘柄、値下がり723銘柄、変わらず166銘柄。

9日の東京外国為替市場のドル相場は日本の国債格下げの思惑からややドルが買われた一方、戻り売りも出てもみ合いが続いたようだ。午後5時現在は、82円41~44銭と前日比30銭のドル高・円安だった。ムーディーズも日本国債の格付けを引き下げるとの思惑先行で円が売られたようだ。
 
トヨタ急加速による大規模リコール(回収・無償修理)問題で、米運輸省が、焦点の電子制御システムの欠陥の有無について「問題なし」との最終報告書を発表、“安全宣言”した。トヨタ側は「トヨタ車の安全性に対する信頼が一段と高まる」と安堵しているようだが、圧倒的な高品質」を売り物にしてきただけにリコール問題で傷付いたブランドイメージの回復は容易ではないようだ。しかし、何となく政策的な匂いがしないでもない急加速問題だった。しかし、急加速問題が収束したことが好感したのか、トヨタは大幅高で引けている。三菱重工は小幅な下落、コマツはかなり落ち込んでいるようだ。
 
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