前原誠司外相は8日の衆院予算委員会で、北方領土問題の解決に「政治生命を懸けて努力したい」とした7日の北方領土返還要求全国大会での自らの発言について、「政治家になった一つのきっかけがこの問題だった。政治家として問題解決に努力していきたいという思いを述べたものだ」と釈明した。
何だ、威勢よく北方領土問題に政治生命をかけると言ったらもう予防線を張ったのか。政治生命をかけるということは出来なかったら政治家を辞めるということで、努力していきたいという思いを述べることとは違うだろう。まさか日本語が理解できていないわけではないだろうな。
常識で考えれば北方領土返還などということは今の情勢ではあり得ないので当然のこと政治家をお辞めになることになるだろうが、それを覚悟で返還交渉に政治家生命をかけるというのならそれはそれで評価したいが、思いを述べただけとは何とも情けない。
危害が及ばないところにいて言いたいことを言うのならそんなことは誰にでもできる。要は公職にある閣僚としての責任はどうなるのかということだろう。風向きが変われば、「あれはちょっと自分に発破をかけただけで」などと言い逃れで済んでしまうとは政治家とはなんと気楽な商売なんだろう。
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