玄葉光一郎国家戦略担当相は5日夜、栃木県佐野市で開かれた民主党衆院議員の会合で、自民党などが菅直人首相の退陣を求めていることについて「1年に1回、総理大臣が代わって何ができるか。じっくり2年3年やっていかないと本物の仕事はできない」と反論した。
 
玄葉氏は「国民が期待していることは、政局でお互いに批判合戦をすることではなく、よく議論し、話し合って、よりよい結論を与野党で導くことだ」と述べ、対決姿勢を強める野党に対し、国会運営や社会保障と税の一体改革などでの協力を重ねて呼び掛けた。
 
よくもこんなご都合主義なことが言えたものだ。自分たちが野党の時はありとあらゆる手段を尽くして政権の政策を妨害したことをまさか忘れたのではあるまいな。確かにコロコロ総理や政権が変わることは良くないし、変わったとしてもどうせまた民主政権では何の期待も出来ないだろう。
 
それに2年、3年やったとしても民主党政権では悪くなることはあっても良くなることはないだろう。民主党政権が誕生してもう1年半も経っているが、それで出来たことと言ったら何一つないではないか。日米関係にはひびが入るし、中国にはひれ伏すし、17兆もひねり出せると豪語した割には、財政はアッという間に崩壊へと導くし、経済も雇用も何一つ好転せず、国民との契約と大見得を切ったマニフェストも厚顔無恥にも訳も分からずに心眼で作ったから修正などと言い出すし、一体何が出来たのだろうか。こんな政党に2年、3年、政権を任せることは、日本を崩壊させて中国に併合してくれと言っているようなものだ。
 
まあ、厚かましいのか、痴呆なのか、理非を論じる能力がないのか、何だか良く分からないが、よくも、「よく議論し、話し合って、よりよい結論を与野党で導くことだ」などと言えたものだ。
 
みんなの党の渡辺氏が、「首相はブーメラン投げの天才だ。首相が(野党時代に)政府や首相を追及する言葉が今、ブーメランのように返ってきている」と言っているが、オリンピックにブーメラン投げがあって民主党が出場したら、金メダルは間違いないだろう。
 
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