「国家観、政治哲学を欠いたままでは、国を担う資格なし」-。西岡武夫参院議長が8日発売の月刊誌「文芸春秋」に寄せた手記で、菅直人首相と仙谷由人官房長官を痛烈に批判している。

自衛隊を「暴力装置」と表現した仙谷氏については「彼の発言は国会答弁の名に値するものではない。弁護士の経験からつかんだものであろう『法廷闘争』のやり方だ」とばっさり。

首相についても「あまりに思いつきでモノを言うことが多すぎる」とした上で、「尖閣諸島をめぐる政府の無策ぶりを見ても、菅政権は政策無策にとどまらず、そもそも国家に対する『哲学』すらないのではないか」と酷評した。

まあ、至極妥当な意見と思われる。全くすべてが思いつきで「逃げ菅」「指導力欠如」などと言われるといきなり思いついたことをやってのけるが効果もなければ何もない。ただ、支持率あるのみのスタンドプレイ。遂には仲間割れまで始める始末。
 
仙石大仙人は恫喝したり、韜晦したり、口数と論理で勝てばいいという誠実さも何もない対応で、海保の職員に出し抜かれると悔しさのあまり、「逮捕だ、厳罰だ」と言い続けるが、中国様にはひれ伏したままだ。これじゃあ、国家の尊厳も民族の誇りも何もない。数と口だけの政治でこの国を担う資格など欠片も見当たらない。
 
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