大納会となる30日の日経平均株価は、どうも先行き不透明感からか、様子見気分が強いようで、年明けの上昇を見込む買いもあったようだが、全般には安全圏で動きが鈍く、前日比115円62銭安の1万228円92銭と大幅反落で今年を終えた。東証1部の出来高は14億6814万株。売買代金は9218億円と5営業日連続の1兆円割れ。騰落銘柄数は値上がり270銘柄、値下がり1290銘柄、変わらず102銘柄。年足では2年ぶりに陰線を形成。前年終値比では反落となった。

30日の東京外国為替市場のドル相場は、午前に1ドル81円台前半まで値を下げたが、その後は、年末のせいか、取引も振るわず、午後に下げ渋る展開となった。午後5時現在は、1ドル81円49~52銭と前日比56銭のドル安・円高で今年を終えた。米金利の低下で、ドル売り・円買いが先行。午前に81円28銭まで下げたが、午後はややドルが持ち直して、1ドル81円の半ばで引けたようだ。
 
究極のエコカーと言われる燃料電池車について、トヨタとホンダは、2015年を目標に小規模ながら生産を開始する見通しという。国も水素を供給する拠点の整備を行い、自動車メーカーは燃料電池自動車を何車種か投入し、2025年頃までには、年産100万台を目指すようだ。

トヨタは、米EV(電気自動車)ベンチャーのテスラ・モーターズと資本提携しており、15年には燃料電池車も投入、エコカーの品ぞろえに関して「全方位戦略」で主導権を握る構えのようだ。また、16日から、トヨタと日野自動車が作った燃料電池バスが、首都高速を通って羽田空港と東京シティエアターミナル、JR新宿駅西口間でそれぞれ1往復する定期営業運転実験がスタートした。クルマの最終形は電気を充電するのではなく、水素を燃料に自ら発電してモーターで走る燃料電池車だというのが、自動車業界共通の“未来予想図”となっているようだ。
 
今日はどこもそれぞれ値を下げて引けている。今後の動向は年明けとなるが、ここしばらくは大きく株価が動くことはないだろうと思われる。
 
日本ブログ村へ(↓)