富士通が2011年度から、約10年ぶりに最先端スーパーコンピューターの輸出を再開することが25日、わかった。現在世界で最速のスパコンよりも5~6倍も演算速度が速い次世代スパコンで、海外からの評価も高いためだ。日本のスパコンは、00年代前半までは米国などを脅かす存在だったが、開発競争に敗れて輸出市場から事実上撤退していた。輸出再開が日本のスパコンが復権する足がかりになることが期待される。
富士通が輸出するのは、独立行政法人・理化学研究所と共同開発中の次世代スパコン「京」の同型機だ。800台以上の小型コンピューターを組み合わせ、毎秒1京回(1兆の1万倍)の計算ができる。一般的パソコンの約20万倍の性能で、演算速度は世界最速クラスのスパコンはもちろん、各国が開発中の次世代機の中でも最高水準という。日米欧など7か国・地域の国際共同による熱核融合実験炉(ITER)のフランスにある運営機構への輸出に向けた協議に入っている。
富士通が輸出するのは、独立行政法人・理化学研究所と共同開発中の次世代スパコン「京」の同型機だ。800台以上の小型コンピューターを組み合わせ、毎秒1京回(1兆の1万倍)の計算ができる。一般的パソコンの約20万倍の性能で、演算速度は世界最速クラスのスパコンはもちろん、各国が開発中の次世代機の中でも最高水準という。日米欧など7か国・地域の国際共同による熱核融合実験炉(ITER)のフランスにある運営機構への輸出に向けた協議に入っている。
これはなかなかいい話だ。やはり一度つまづくと回復するのには10年以上の歳月と努力を必要とするのが、先端技術の世界のようだ。
「2番じゃだめなんですか」
そう言った総理を目指そうという閣僚がいるが、先端技術に「2番」というのはない。1番の総取りで、後は身を引くしかない。日本のスーパーコンピューターの歴史がそれを物語ってる。
今回に予算では、科学技術研究費にはほとんど満額の予算がついたというが、これは菅内閣の極めて数が少ないヒットだろう。今後の少子高齢化社会を考えると単に物作りでは、新興国には全く太刀打ちが出来ないだろう。
技術開発には長い時間と努力の積み重ねが必要だが、短気を起こさなければ、技術は決してその努力を裏切らない。今後も科学技術に政官民が力を合わせて国家プロジェクトと捉えて取り組んでいくべきだろう。
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