菅直人首相と民主党の小沢一郎元代表は25日午前、小沢氏の国会招致を巡り、東京都内のホテルで協議した。党内対立激化を懸念する連合の古賀伸明会長が歩み寄りに向けた話し合いを呼びかけたもの。しかし、首相と小沢氏が直接言葉を交わす場面はなく、折り合いがつくのは困難な情勢だ。会合には岡田克也幹事長、鳩山由紀夫前首相、輿石東参院議員会長、地方の連合幹部らも同席した。

会合で首相は「日本の現状は極めて厳しい。20年の停滞をうちやぶる議論が必要だ。国民に十分に伝え切れていないことを認識しながら、元気な日本を目指したい」と表明。「ジンギスカンは馬を降りて(政権を獲得して)からが大変だった」と述べ、政権運営の困難さを強調した。

これに対し、小沢氏は「国民の期待に応えていないことに不徳を恥じている。皆さんの意見を聞きながら期待に応えていかなければいけないと改めて認識した。次の通常国会、統一地方選に向けて力を合わせて、菅首相を筆頭に頑張らなければいけない」と述べた。

鳩山氏は「全員で協力すべきだ。小沢氏は政権交代を実現した功労者であり、衆院政治倫理審査会(政倫審)を乗り越える知恵が必要だ」と述べ、執行部が進める政倫審への招致議決に反対する考えを強調した。これに対し、小沢氏は「改めてこの問題について気持ちを整理して臨んでいきたい」と語った。

同席した連合の地方幹部からは、来春の統一地方選を戦えないとして党の一致結束を訴える声が出た。古賀氏は会談後、記者団に「今回の会合で一つでも進むことを期待する」と述べた。

執行部は来年の通常国会を乗り切るために小沢氏の問題にけじめをつける方針を固めている。小沢氏の証人喚問や離党勧告などに対する小沢氏支持グループの議員の反発も織りこんでおり、今回の協議を受けても妥協が成立する見通しは薄い。
 
左翼と豪族と宇宙人、異質な者が権力欲で結びついたが、それが達成されれば融合するはずもない。
 
分裂は自然の成り行きだろう。早く元の水に還ってそれぞれの政治をやればいい。自民党も各種取り混ぜていろいろな閥があったが、民主党のそれはあまりにもひどい。こんな状態で政策などまとまるはずもない。
 
そのことはご本人たちも自覚しているだろうが、政権という金看板に惹かれて誰も言い出せないのだろう。しかし、もちろんのこと、政権というのは個人のためでもなく、まして一政党のためでもない。国家とそこで暮らす国民のためだということをどの政党も本気で考えているのだろうか。
 
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