自民党が、政府の新たな防衛計画大綱と来年度から5年間の中期防衛力整備計画(中期防)について、「日本の安全を確保できるとは到底思えない」とする見解を取りまとめたことが17日、わかった。大綱、中期防ともに「政権奪回後、即時に見直す」と強調している。見解では、日本周辺の安全保障環境について「中国をはじめ各国が防衛費を増額する現状だ」と指摘し、「依然、不安定な状況にある」と分析。「防衛予算の縮減傾向に歯止めをかけ、多様化する任務に対応する人員を確保しなければならない」と訴えている。
さらに、政府による陸上自衛隊の定員と戦車、火砲の削減方針などを批判。武器輸出三原則の見直しは「(政府は)社民党に配慮してトーンダウンした。防衛力の生産・技術・教育等の維持すらも困難となる」と警告した。
何となく、装備を減らして予算を節約するために、言葉で防衛力を強化しようとしたように思える計画だ。動的防衛力という割には、陸自の機動力強化に対する手当が全く見られず、火力も減少というのはいただけない。潜水艦を増加すると言っても耐用年数を延ばすだけ、それ以外も同様で、航空自衛隊の作戦用機も減少している。戦闘機の数もF-4改の暫定更新分として、F-2を40機ほども増やすべきだろう。
さらに、政府による陸上自衛隊の定員と戦車、火砲の削減方針などを批判。武器輸出三原則の見直しは「(政府は)社民党に配慮してトーンダウンした。防衛力の生産・技術・教育等の維持すらも困難となる」と警告した。
何となく、装備を減らして予算を節約するために、言葉で防衛力を強化しようとしたように思える計画だ。動的防衛力という割には、陸自の機動力強化に対する手当が全く見られず、火力も減少というのはいただけない。潜水艦を増加すると言っても耐用年数を延ばすだけ、それ以外も同様で、航空自衛隊の作戦用機も減少している。戦闘機の数もF-4改の暫定更新分として、F-2を40機ほども増やすべきだろう。
護衛艦の数も新造3隻というのは何ともさみしい。1隻は24DDHだろうが、後の2隻は、「かぜ」型更新用のイージス艦だろうか、それとも「あきづき」型汎用護衛艦だろうか。「しまかぜ・はたかぜ」にしても「ゆき・きり」型護衛艦してもかなりくたびれてきているので順次更新が必要だろう。
装備があればいいというものではないが、装備を減らすと当然のことそれを装備する部隊が減少するが、そうすると培われたノウハウが失われてしまう。装備は金をかければ増やせるが、熟練の人間を育てるには長い時間がかかる。武器輸出3原則の見直しを提言しながら、目先の国会運営のためにころりとひっくり返してしまうような節操のない政権もこの際だから用廃としてもらおうか。
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