6日の日経平均株価は前週末比11円09銭安の1万167円23銭と4営業日ぶりに反落したが、TOPIXは2.19ポイント高い881.41ポイントと4日続伸し、終値としては6月23日以来、約5カ月半ぶりに880ポイント台を回復したという。材料がない中で日経平均は、ドル円が83円台に迫るなどやや落ち着いてきたため、日経平均も下げ幅を縮めたが、薄商いで日中値幅は36円と今年最小を記録した。東証1部の出来高は14億8079万株と10月25日以来の15億株割れ。売買代金は1兆354億円。騰落銘柄数は値上がり1222銘柄、値下がり306銘柄、変わらず135銘柄。
 
6日の東京外国為替市場のドル相場は、朝鮮半島情勢の緊張などで底堅い展開となったようだ。午後5時現在は82円78~81銭と前週末比86銭のドル安・円高だったようだ。この日のドル円は82円台後半で推移したようだ。韓国軍がこの日から射撃訓練を開始し、北朝鮮が猛反発していることから、朝鮮半島情勢の悪化を警戒して円を買いづらいようだ。
 
トヨタは、農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターと共同で、品種改良を効率化できる遺伝情報解析技術を開発したという。技術の中核となる高精度DNA解析技術をトヨタが開発し、この技術をベースに同センターがサトウキビの特性評価を、トヨタが遺伝情報解析をそれぞれ担当、技術を統合した。トヨタは、今回開発した技術により、サトウキビの育種期間の大幅な短縮と特性の向上を目指しているというが、いろいろなことをやるものだ。

作物の品種改良は、長期間、多数の品種の交配によって行われていたが、これに替わる画期的な品種改良技術として、イネやトウモロコシでは、遺伝情報を利用して特性を予測する「マーカー育種技術」の実用化が進められている。しかし、サトウキビはDNA量が多いため遺伝情報の解析が困難で、マーカー育種技術の適用も難しかった。

トヨタはDNAマイクロアレイ技術をベースとして大量のDNAを高精度に解析する技術を開発。これまでより精度が5倍高いサトウキビの遺伝地図の作製に成功し、重要遺伝子の位置特定と品種改良への応用が可能になったとしている。

今回開発した高精度DNA解析技術は、DNA解析が難しいとされているサトウキビ以外の他の作物にも適用ができる。トヨタでは今回開発した技術がバイオ燃料の普及促進などにとどまらず、食糧増産や環境保護にもつながる社会的に有意義な技術である判断、幅広く活用するため、積極的に情報開示・提供していく方針だ。

それが影響したのかどうかは分からないが、トヨタは価格を保ったようだ。三菱重工とコマツはやや値を落として引けている。
 
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