29日の日経平均株価は、先物買いに支えられて前歯を上回る高値を記録したが、これといった材料がないことから商いは伸び悩み、上値も限られたようで、前週末比86円43銭高の1万125円99銭と反発して引けた。それでも終値としては4営業日ぶりに1万100円台を回復した。東証1部の出来高は17億2944万株。売買代金は1兆1444億円。騰落銘柄数は値上がり1150銘柄、値下がり343銘柄、変わらず162銘柄。

29日の東京外国為替市場のドル相場は、欧州勢のユーロ買いで、ドルもつられて弱含む展開となったようだ。午後5時現在は83円82~85銭と前週末比5銭のドル安・円高だった。東京市場のドルは84円前半で取引を開始したが、午後に入ると欧州連合(EU)によるアイルランド支援策決定を手掛かりとしたドル売り・ユーロ買い圧力が波及し、ドル円も83円台後半へと値を下げたという。
 
富士重工業は、新型の小型車「トレジア」を発売した。資本提携しているトヨタ自動車からOEM供給を受ける初めての車種だという。トレジアはトヨタが全面改良して発売した小型車「ラクティス」がベースで、富士重の技術者も開発段階から協力。全長4メートルを切るボディーサイズながらゆとりのある室内空間と使い勝手の良さを実現したという。供給元のトヨタは、小幅ながら値を上げて3,300円台の半ばまで戻した。三菱重工も堅実。コマツは小幅ながら続伸で引けている。
 
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