中国新聞社電などによると、中国の最新漁業監視船「中国漁政310」が16日、東シナ海の尖閣諸島海域に向け広東省広州を出航した。同国初のヘリコプター搭載の監視船で、海上での捜索・救助や偵察活動で機動性が大幅にアップするという。中国は、尖閣諸島沖で海上保安庁巡視船と中国漁船が衝突した事件を受け、自国漁船の保護を目的に同諸島周辺での監視活動を常態化する方針を表明。最新の監視船投入で、海洋権益保護に対する強い姿勢を示す狙いとみられる。
 
いよいよ来たか、中国武装監視船の新型艦が。こうして徐々に保護を名目に配備する船舶の能力を強化してくるのか。日本も腹をくくらないといけないが、今の親中柳腰内閣では強い対応はとれないだろう。巡視船の30ミリ、40ミリ機関砲が抑止力となるか。
 
菅直人首相は16日の衆院本会議で、年末に改定する「防衛計画の大綱」に関し、「ここにこういう部隊がいるから、それで他国の侵略は抑止できるという静止的な発想から、ある事態がこの地域で起こるなら、そこにウエートを移していく動体的な防衛力に変えていかなければならない」と強調した。侵略に対して必要最小限の防衛力を均衡に配備する従来の「基盤的防衛力構想」の見直しに意欲を示したとみられる。

これはある意味では正解だろう。地域貼り付けではなく、機動力、展開力を強化し、活用した臨機応変な部隊編成ということになるだろう。しかし、数を減らすための言い訳にならなければよいが、・・・。いずれにしてもこうなってくると戦っても尖閣諸島を守り通すか、引きさがって中国に譲り渡すか、二者択一になるが、尖閣を譲るということは先島諸島を譲ることで、将来的には沖縄を諦めることにつながる。この国が一体どこで踏み止まれるか、それともずるずると後退するのか。
 
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