27日の日経平均株価は、アジア株の下落とドル高の綱引きとなったが、結局、ややドル高が勝ったようで、前日比9円65銭高の9387円03銭と小幅ながら3営業日ぶりに反発して引けた。TOPIXは前日比0.18ポイント安い817.76ポイントで3日続落した。東証1部の出来高は17億3669万株。売買代金は1兆2412億円。騰落銘柄数は値上がり670銘柄、値下がり804銘柄、変わらず169銘柄。

27日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが続伸したようだ。米追加緩和が、市場の見通しに比べて小規模だったことが、ドル買いの理由のようだ。午後5時現在は1ドル81円95~98銭と前日比77銭のドル高・円安だったようだ。報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)は、今後数カ月間で数千億ドルの米国債を買い切る可能性があるらしいが、市場では最大で2兆ドル規模との見方もあり、これが失望感の理由のようだ。
 
今日はドル高でトヨタは大きく値を上げた。トヨタは、住友金属鉱山などと共同で、ハイブリッド車(HV)用の使用済みニッケル水素電池に含まれるニッケルを回収し、電池原料として再資源化する世界初のリサイクル事業を始めたと発表したようだが、レアアースなどの輸入が滞っているこの時期、結構なことだと思う。三菱重工は変わらず、コマツはしっかりと値を上げている。
 
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