平成18年7月に竹島周辺海域で韓国が海洋調査を強行した事件で、韓国側が調査船に同行させていた海洋警察庁の警備艇に、日本の海上保安庁巡視船に対して射撃を許可していたことが9日、分かった。射撃許可は日本政府にも伝わっており、日韓で銃撃戦となる可能性があったようだ。当時官房長官だった安倍晋三元首相が同日、東京都文京区の拓殖大学で開かれた同大創立110周年シンポジウムで明らかにした。
調査は18年7月5日、韓国海洋調査院所属の海流調査船「海洋2000号」が、竹島近海の日本側の排他的経済水域(EEZ)と竹島周辺の日本領海内で実施した。海上保安庁は巡視船を派遣し無線などで調査中止を求めたが韓国側が強行。警備艇が調査船と巡視船の間に割り込むなど、一時緊迫したが、物理的な衝突はなかった。
安倍氏は韓国側が海軍の艦艇も周辺海域に派遣していたことを紹介。「危害射撃命令が(韓国の)盧武鉉大統領からひそかに下った」と明らかにした。日本政府は、韓国側の海洋調査を阻止すれば銃撃戦になると想定。安倍氏は竹島周辺での阻止活動をやめたという。
安倍氏はこのほか、中国漁船衝突事件の中国人船長釈放について「こういう事案は官房長官が判断する(のが通例だ)。官房長官が海上保安庁と外務省を呼び細かい判断をする。(今回も)実際には(仙谷由人官房長官が)判断したと思う」と述べ、検察当局が釈放を判断したとする政府の見解を虚偽だと指摘した。
調査は18年7月5日、韓国海洋調査院所属の海流調査船「海洋2000号」が、竹島近海の日本側の排他的経済水域(EEZ)と竹島周辺の日本領海内で実施した。海上保安庁は巡視船を派遣し無線などで調査中止を求めたが韓国側が強行。警備艇が調査船と巡視船の間に割り込むなど、一時緊迫したが、物理的な衝突はなかった。
安倍氏は韓国側が海軍の艦艇も周辺海域に派遣していたことを紹介。「危害射撃命令が(韓国の)盧武鉉大統領からひそかに下った」と明らかにした。日本政府は、韓国側の海洋調査を阻止すれば銃撃戦になると想定。安倍氏は竹島周辺での阻止活動をやめたという。
安倍氏はこのほか、中国漁船衝突事件の中国人船長釈放について「こういう事案は官房長官が判断する(のが通例だ)。官房長官が海上保安庁と外務省を呼び細かい判断をする。(今回も)実際には(仙谷由人官房長官が)判断したと思う」と述べ、検察当局が釈放を判断したとする政府の見解を虚偽だと指摘した。
日本は時代劇の悪役のように民心を操作する材料に使われているようだ。何かあれば日帝が不当な侵略を行っていると民心を煽って国内問題から注意を逸らしているのかもしれない。それにしても韓国にしろ中国にしろ主権の保持と領土に対する執着は凄まじいものがある。それが良いか悪いかは別にしても日本の弱腰外交など足元にも及ばない。
海保も軍隊ではないのに常に摩擦の最前線に立たされて外国との交戦の危険にさらされてはたまったものではないだろう。警察よりもはるかに強力な武器を装備してはいるが、海保はあくまでも海の警察であって、装備も軍隊のレベルでみれば軽装備の域を出ないし、また敵を殲滅するような訓練も受けてはいないだろう。警察が自動小銃と機関銃程度の装備で一触即発の国境警備をしているようなものだ。
今後は早急に海域と島嶼の警備について考え直す必要があるのだろうが、今の及び腰ひれ伏し政権ではとても無理だろう。最近の韓国の軍事力整備を見ていると仮想敵は明らかに日本のようだ。暢気に構えてもたついていると気がついた時には中朝に韓を加えた3国と対峙することにもなり兼ねない。いっそのこと尖閣も竹島もすべて放棄して中韓にひれ伏すことにしたらどうだろうか。菅・仙谷コンビならそのくらいのことはやりかねないだろう。日本が甘すぎるのだろうが、主権を保持して領土を保全するということは並大抵のことではないようだ。
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