沖縄・尖閣諸島の日本領海内で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件を受け、政府は海保の体制を強化することを決め、8日閣議決定した緊急経済対策のその他の項目に「海上保安体制の充実」として巡視船の整備を盛り込んだ。海保が来年度予算で概算要求している巡視船の新規整備費が今年度補正予算案に前倒しで計上される見通し。巡視船は老朽化が進んでおり、海保は11年度概算要求で、航行能力が高い1000トン型巡視船4隻と中型ヘリコプター4機を重点整備対象に位置づけ、初年度整備費に計約72億円を新規要求している。
 
海保の体制や巡視船の武装強化を提案しているが、巡視船は40ミリ・30ミリ・20ミリの各機関砲が主流でこれ以上の武装強化というと3インチ速射砲と機関砲の組み合わせになるが、そこまで必要だろうか。ボフォースの57ミリもなかなか良いかもしれない。57ミリか40ミリと20ミリ・30ミリ各1門の組み合わせ程度で必要十分だろう。あまり強武装にするとまた中国に因縁をつけられてひれ伏すことになるかもしれないので菅政権は十分に留意されたい。
 
それよりも航空自衛隊の戦闘機の数をもう少し増やしたらどうだろう。16個飛行隊320機程度は必要じゃないか。制空10個、海上阻止6個程度で南西諸島には3個飛行隊程度を配備するのはどうだろう。最も巡視船と戦闘機ではかかる金の額はけた違いになるだろうが。
 
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