28日の日経平均株価は、この辺りで一度利益確定をというのが多かったのか、尖閣問題で先行きを嫌気したのか、前日比107円38銭安の9495円76銭と反落して引けたようだ。手掛かり材料難で商いが伸び悩んだため、先物の動きに揺さぶられやすかったという。東証1部の出来高は13億6764万株。売買代金は9908億円と9月9日以来、約2週間半ぶりに1兆円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がり504銘柄、値下がり987銘柄、変わらず163銘柄。
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、くすぶる介入警戒感から84円台前半で小幅な値動きとなった。午後5時現在は、1ドル84円21~24銭と前日比06銭の小幅ドル高・円安だった。前日に引き続き、介入への警戒感が期末の円買い需要を打ち消した。しかし、介入警戒効果が何時まで続くのか、米国の緩和観測次第で、再度円高に振れる可能性はあると警戒感を示す見方もあるようだ。
 
トヨタは、国内の軽自動車市場に参入すると発表した。子会社のダイハツからOEM調達し、トヨタ系列の販売店で販売する。2011年秋以降、3車種をメドに随時導入を予定しているようで、3車種の投入が完了した12年以降に年間6万台の販売を目指すという。また、両社はハイブリッド車や電気自動車など環境技術分野における国内での協業についても11年末までに具体的な商品を決定する方針だという。かなりセンセーショナルな出来事だが、株価は小幅な下落だった。三菱重工も小幅な下落だったが、中国と関係の深いといわれるコマツだけはしっかりと上げている。
 
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