今週の東京株式市場は、為替介入で円高が落ち着いてきたので、株価もそこが固まり、下より上を見る」ことになりそうだ。政府・日銀による円売り介入効果で、少なくともここしばらくは警戒感から新たな円高進展は考えにくいので、投資家の心理は疑心暗鬼から上値に対する確信へと変化しているだろう。
米国で21日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)では追加金融緩和が浮上する可能性があるが、それで円高が進展すれば、もう一度、円売り介入で対応することになるだろう。無風で通過すれば、円安是正が加速する可能性もある。円高が解消すれば、これまで円高で下落した主力輸出関連株が浮上するだろうから、これが全般相場の戻りをけん引することになるだろう。
尖閣諸島問題が大きく悪化すれば別だが、今週の上値は、連休もあるので、やや上げて9,800円程度、底値は、9,400円程度ではないだろうか。
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