17日の日経平均株価は、連休を前に動きが鈍く、手じまい売りも出たが、それでも為替介入やアジア株の堅調で底堅く、前日比116円59銭高の9626円09銭と大幅に反発したようだ。終値で9600円台回復は、約1カ月半ぶり。東証1部の出来高は16億7212万株。売買代金は1兆2491億円。騰落銘柄数は値上がり1206銘柄、値下がり324銘柄、変わらず136銘柄。内外ともにごたごたが続いているが、新政権も発足して学芸会も一段落。国会のねじれは今後も政治リスクとしてのしかかっていくだろうが、法人税減税など比較的通しやすい政策を実現させ、政治への信頼の回復を図るべきだろう。
 
17日の東京外国為替市場のドル円相場は、政府・日銀の為替介入に対する警戒感がくすぶる中、動きの乏しい相場となったようだ。午後5時現在は1ドル85円80~83銭と前日比40銭のドル高・円安だった。連休を控え、買い戻されたドルの利食いが出たが、為替介入への警戒感からドル円相場は85円台後半での小動きに終始したようだ。為替介入はそれなりに効果を生んでいるようだ。ユーロは対円、対ドルともに上昇。午後5時現在は、対円では1ユーロ112円83~86銭、対ドルで1.3140~3151ドルだった。
 
為替介入による円安で輸出関連は好調、トヨタはしっかりと続伸で引けたが、まだまだの感はある。MRJ制作開始の三菱重工も堅調に値を伸ばしたが、コマツだけは小幅な反落で引けている。
 
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