三菱重工業の子会社、三菱航空機(名古屋市港区)は15日、開発中の国産初のジェット旅客機「MRJ」が詳細設計の段階から製造段階に移行したと発表した。今後、部品メーカー各社の製造作業が本格化する。最終的な組み立ては愛知県飛島村にある三菱重工の工場で行う。MRJは中・近距離用を想定した70~90席の小型機。全日空に納入される第1号機の試験飛行は2012年4~6月、納入が2014年初めに予定されている。MRJについて三菱航空機は現在、全日空から25機、米トランス・ステイツ航空から100機の受注を得ている。
三菱「MRJ」も実機ができれば受注に拍車がかかるだろう。1,000機程度のシェアを獲得できれば、商売としては大成功だろう。しかし、今後の日本経済を支えるにはすそ野の広い航空機産業など先端技術産業の拡大が必要だ。その意味でもっとシェアを伸ばして日本の未来を支える翼になってくれるといいのだが。
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