3日の日経平均株価は、続伸したものの米国雇用統計見たさの消極相場で、前日比51円29銭高の9114円13銭と方向感のない上げ方だったようだ。下がりかけたこともあったようだが、それでも底は堅かったようだ。東証1部の出来高は13億8863万株。売買代金は1兆136億円。騰落銘柄数は値上がり1015銘柄、値下がり474銘柄、変わらず178銘柄。相場展開は、ドル円為替をにらんだものとなりそうで、8月雇用統計発表で良好な経済指標が出てきても、ドル・円の戻りの鈍さが気になり、積極的には手掛けにくい状況のようだ。これまでの下げ相場で投資家の余力もあまりないようだという。
3日の東京外国為替市場のドル円相場は、特段の材料もなく、狭い値幅で推移したようだ。午後5時現在は1ドル84円27~30銭と前日比13銭のドル高・円安だった。夜に発表される米雇用統計を前に、結果を見ないと仕掛けができないといった風情のようだ。8月の米雇用統計は、やや強気な見方も出ているようで、雇用統計の後に米ISM非製造業景況指数の発表があるので、両方の指標が上振れした場合は、86円台回復もありそうだなどという声もあるようだ。ユーロは対ドルで夕方にかけ強含んだ。午後5時現在は1ユーロ108円13~16銭、対ドルでは、1.2830~33ドルだった。
トヨタが5日ぶりに反発して始まり、後場では一時64円高の2914円まで買われ、一段高となった。大引けは59円高の2909円で、3日付の日本経済新聞は、トヨタの中国8月の新車販売台数が前年同月比16.1%増の7万7200台になったと伝え、この報道も材料視されたようだ。2日終値でトヨタ株価を上回ったホンダは3日続伸で始まるも、買い一巡後に反落。大引けは35円安の2824円にとどまり、再びトヨタが逆転したようだ。三菱重工は小幅な反落、コマツはしっかりと引けている。
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