1日の日経平均株価は、小沢前幹事長による代表選の政見で、為替介入について迅速に対応するという言動があったことから、円が下落したため、前日比102円96銭高の8927円02銭と反発したようだ。しかし、今晩、米国で8月のADP雇用リポートやISM製造業景気指数の発表があるので、様子見ムードが強まり、買い一巡後は高値圏でもみ合いとなった。東証1部の出来高は16億3868万株。売買代金は1兆1839億円。騰落銘柄数は値上がり862銘柄、値下がり649銘柄、変わらず157銘柄。

取り敢えず反発したものの、決して強い相場とは言えないようだ。米国で重要な経済指標が発表されることから様子を見たいという気分だろうが、値で100円程度の上昇では前日の325円安の反動にしては物足りなさすぎるという。中国8月PMIや、豪4-6月期GDPに加え、小沢氏による為替介入への言及に助けられたようだが、円高に対する警戒感は依然として根強く、状況が変わったとは言い難いという。
1日の東京外国為替市場のドル円相場は小動きだったようだ。今晩発表される米経済指標が意識され、持ち高調整に終始したようだ。午後5時現在は1ドル84円16~19銭と前日比04銭のドル安・円高だった。
今夜発表を控えるADP全米雇用報告、米ISM製造業景況指数を前に方向を定めにくい状況で、方向感に乏しい展開となったようだ。米経済指標が市場予想を割り込めば、ドル円は大きく下振れるリスクがあるという。ユーロは対円、対ドルともに上昇したが、ユーロ危機は続いていて買い進める時ではないという。午後5時現在は対円で1ユーロ107円09~12銭、対ドルで1.2722~25ドルだった。
 
自販連が発表した8月のブランド別新車販売台数(軽除く)によると、ダイハツを除く全ブランドが前年を上回ったようだ。トヨタは前年同期比43.8%増の13万0092台と大幅なプラスとなった。シェアは44.77%だった。シェア2位はホンダで同61.3%増の5万0195台と急増した。日産は、新型『マーチ』や『エルグランド』などの新型車が全体を引っ張っり、同44.6%増の4万4,857台と好調だったものの、ホンダに及ばずシェア3位に転落した。
 
マツダは同59.8%増の2万1,641台、三菱自動車も同47.0%増の6,645台と伸びた。『レガシィ』、『フォレスター』が好調なスバルは、同70.6%増の6,209台と5位の三菱に迫っている。スズキは同4.0%増の4,444台、レクサスが同36.3%増の2,379台だった。軽自動車販売に注力したダイハツは普通車では同15.5%減の480台と低迷した。しかし、トヨタは小幅な続落で引けている。三菱重工は小幅な反発、コマツはそれなりにしっかりだった。
 
日本ブログ村へ(↓)