次期主力戦闘機の機種選定問題で、防衛省は、平成23年度予算案の概算要求にFXの調査費として、F35ライトニング2関連を中心に約7億円を計上する方針を固めた。FX計画は、最新鋭の第5世代機のなかで唯一調達可能なF35への一本化に向け、大きく踏み出したようだ。F35の調査では、敵に捕捉されにくいステルス性などの性能のほか、調達と維持にかかるライフサイクルコストや整備面で必要となる情報も収集する。こうしたデータについて、防衛省は有償軍事援助(FMS)契約で米政府に開示を求める。



同時に、国内における戦闘機の生産・技術基盤の存続が危ぶまれていることにも配慮して、機体の組み立てや修理の可否など、防衛産業への波及効果を見極めることにも重点を置く。F35の開発は遅れているため、国内に生産ラインの残るF2戦闘機の追加調達に関し、概算要求には盛り込まないが検討を継続する。





いろいろと問題が多い航空自衛隊次期主力戦闘機は、F-35取得に向けて動き出したようだ。しかし、この機体も帯、たすきのような中途半端な点が指摘されているので、一体どの程度の装備機数になるのかはまだ未定のようだ。2個飛行隊で40機程度、F-35Bというのが、効果的だろうが、その次、F-XXをどうするのかというとこれもまたさらに不透明だろう。F-2の追加生産も是非機動に載せて欲しいところだが、どうなるだろう。
 
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