25日の日経平均株価は政府の無策に対する失望感で、前日比149円75銭安の8845円39銭と4日続落し、連日の年初来安値更新となったようだ。首相、財相、官房長官による会談でも、具体的な円高対策が出てこなかったことで失望感が強り、円が上昇、株価は下値模索の展開となった。東証1部の出来高は17億8479万株。売買代金は1兆2108億円。騰落銘柄数は値上がり406銘柄、値下がり1119銘柄、変わらず137銘柄。

三者会談の結果は、市場を活性化するどころか、売り直しを生んだようだ。それなりにしっかりとした追加経済対策が出てくれば、9000円台を回復するのは難しくないだろうが、民主党は代表選に夢中で経済などは眼中にはないようだ。日銀総裁も米国へ出張するため、週内に日銀が動く可能性も極めて低いので、この後も下値を探るような動きになるだろう。
 
25日の東京外国為替市場のドル円相場は、欧州勢の買戻しでややドルが戻したようだ。午後5時現在は、1ドル84円56~59銭と前日比01銭の小幅ドル高・円安だった。安値で始まったドルは、輸入企業のドル買い・円売りが入り、値を戻したが、午後に首相、財務相、官房長官の協議で、為替介入や追加金融緩和など円高阻止に向けた具体策への言及がなかったことが明らかになると、やや値を下げたようだ。どうも今の政府は日本の経済をスカスカにしてしまいそうだ。ユーロは対円、ドルともに上昇、午後5時現在は、1ユーロ107円40~43銭、対ドルでは1ユーロ1.2689ドルだった。
 
トヨタは、レクサスの4ドアスポーツセダン『IS F』を一部改良して販売を開始したようだ。サスペンションのコイルスプリング、ショックアブソーバーやブッシュ類、リヤサスペンションキャンバー角度などのセッティングを変更し、より軽快に走行できるように調整したと言う。また、「サーキットモード」を新たに設定、HDDナビゲーションのGPSによる位置確認機能により、利用可能エリアに入るとIS Fのポテンシャルを最大限に引き出しサーキット走行を楽しむことができるという。こういう面白味のある車が出てくることは楽しいことだと思うが、価格が、790万というのは、「うーん」と言う他ない。
 
しかし、株価は大きく落として2,910円となっている。円高でも利益が出るように生産拠点を売れている地域に移すとか。元気が出る日本どころか、産業の空洞化は進むばかりのようだ。三菱重工、コマツもいけないようだ。
 
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