17日の日経平均株価はやはり為替が響いているのか、前日比34円99銭安の9161円68銭と続落で引けた。今後は政府の経済対策期待等でやや買戻しが入ったが、一巡後はこう着状態となり、小幅安水準でもみ合ったようだ。東証1部の出来高は12億9000万株。売買代金は8961億円。騰落銘柄数は値上がり647銘柄、値下がり846銘柄、変わらず171銘柄。

菅首相と白川日銀総裁の会談で何が出るのか分からないので、ちょっと買い戻しておこうと言うところだろうか。円高がこれ以上進まないのなら9千円は確保できそうだが、さらに円高が進めば、9千円割れもありうるという不安も依然根強いようだ。市場関係者は、当面の下値は9千円と見ているようだ。
 
17日の東京外国為替市場のドル円相場は、前相変わらずのドル安基調で、午後5時現在は1ドル85円25~28銭と前日比58銭のドル安・円高だった。1ドル85円水準では実需筋や国内機関投資家の買いが入るようで、下値は限定されたようだ。菅首相と白川日銀総裁の会談が週明けにも行われるとの報道で、やや円安に振れる場面も見られたようだ。ユーロは対円、対ドルで夕方にかけ強含んだようだ。午後5時現在は1ユーロ109円70~73銭、対ドルは、1.2869~71ドルだったようだ。
 
トヨタは、辛うじて3千円台を守ったが、前場、朝方に一時2,995円まで下げて3000円を割る場面があったようだ。為替にしても経済対策にしても、今の政府は何も策がなく、前政権の緊急経済対策が終了に近づいてくると息切れし始めたようだが、選挙目当てのバラマキばかりを考えていないで、本腰を入れて経済対策に取り組まないととんでもないことになるかも知れない。三菱重工は変らず、コマツはやや値を上げて引けているのが救いだ。
 
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