16日の日経平均株価は上海株式の堅調などで、買戻しも入り、前週末比56円79銭安の9196円67銭と何とか小幅な反落で止まった。東証1部の出来高は13億2160万株。売買代金は9094億円。騰落銘柄数は値上がり529銘柄、値下がり986銘柄、変わらず150銘柄。
しかし、世界的な景気減速懸念や円高を背景に、9千円を割り込んでどこまで下げるかと言う下値に対する不安感があるようだ。市場参入者が少なく、こう着状態になっているのは、政治リスクだろう。口ではいろいろ言うが、これといった具体策は何もない。GDP(国内総生産)の結果が悪く、これまでの景気対策が息切れしかかっているので、政府、日銀は円高、デフレ、景気対策の具体策を出さないといけないのに、今の政府では期待薄だろう。
16日の東京外国為替市場のドル円相場は、これといった材料も何もなく、小動きだった。午後5時現在は1ドル85円83~86銭と前週末比09銭のドル安・円高だった。4~6月期の実質GDP(国内総生産)が市場予想を下回ったことで、日銀が追加の金融緩和に踏み切りやすくなったとの観測から、円買い圧力が弱まったようだ。しかし、これも一時的な現象で、今週中に再度84円台後半を試すだろうとの見方があるようだ。ユーロは対円、対ドルともに下落。午後5時現在は対円で1ユーロ109円96~99銭、対ドルで1.2809~12ドルだった。
今日のトヨタは小幅な下落、三菱重工、コマツも小幅な下落で引けているが、この先も現政権では株価の大反発は期待薄だろう。
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