9日の日経平均株価は夏枯れ相場で取引も閑散として、前週末比69円63銭安の9572円49銭と続落。終値とし、9600円を割り込んだようだ。盆休みで市場参加者が減少、東証1部の出来高は12億5400万株と今年最低を記録したようだ。午前中は大きく下げていたが、午後にはやや下げ幅を縮小したようだ。円が伸び悩んだことが、下げ渋った原因のようだが、戻りは小幅だったようだ。騰落銘柄数は値上がり696銘柄、値下がり794銘柄、変わらず173銘柄。

FOMCよりも日銀金融政策決定会合が、当面の山となりそうだ。1ドル85円台前半で推移している状態なのに、日銀や政府関係者から何のコメントも出てこないというのは、少しおかしいようだ。政府は知恵がなくて呆然としているのかも知れないが、日銀が手を打つか否か、それが分からないと動くに動けないという。日銀が手を打たなければ円高進行は加速し、政府が円高を容認したことになるという。
9日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが続落したようだ。米雇用統計の下振れでドル安が進んだ前週末の海外市場の流れを引き継いで、ドルは安く始まったが、その後は持ち高調整の買い戻しが入ったようだ。午後5時現在は1ドル85円63~66銭と前週末比46銭のドル安・円高だった。週明けの東京市場は85円台前半で始まると、10日の米連邦公開市場委員会を控えてドルの調整が入ったようで、85円台後半へと下げ幅を縮小した。ユーロは対円で小動き、対ドルでは上昇したようだ。午後5時現在は1ユーロ113円81~84銭、対ドルで1.3288~3291ドルだった。
 
円高進行で、自動車株は全面安。トヨタは、45円安の3,070円だった。コマツも下げたが、三菱重工だけは気を吐いて小幅な反発で引けている。
 
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