2日の日経平均株価は、最終的に上げ幅を縮小して、前週末比33円01銭高の9570円31銭と3営業日ぶりに反発したが、円の下げ渋りで小幅な反発に止まった。企業業績を好感した買いを支えに売り一巡後は落ち着きを取り戻したが、やはり上値は重かったようだ。東証1部の出来高は17億4836万株。売買代金は1兆1293億円。騰落銘柄数は値上がり642銘柄、値下がり854銘柄、変わらず163銘柄。

円相場は前週末と比較しても水準はあまり変わっていないようで、前場にやや買われ過ぎたようだが、今晩発表のISM(米サプライマネジメント協会)製造業景気指数を警戒して後場では売りに傾いたようだ。米国がドル安を推奨しているようなので、日本も円高に対して何かしらの対策を講じなければならない。菅首相が衆院の予算委員会でデフレ脱却などを提言したようだが、新味のない対策ではなく、抜本的な対策が出てこないと円高に歯止めは掛からないだろうという。

2日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが反発したようだ。週末、海外市場でややドルが値を上げたのを受けて始まったが、その後はもみ合う展開となったようだ。午後5時現在は1ドル86円72~75銭と前週末比37銭のドル高・円安だった。2日夜の米ISM製造業景況指数発表を控えているが、米経済への悲観論は根強く、結果の下振れを織り込んでドルを売る動きが出そうだという。ユーロは対円で上昇、対ドルでは小動き。午後5時現在は1ユーロ113円39~42銭、対ドルで1.3074~3077ドルだった。

エコカー補助金制度が9月末に終了するが、駆け込み需要の取り込みで、自動車販売店の競争が過熱してきた。終了後の市場冷え込みが懸念される中、8月が正念場として、各販売店とも売り込みに躍起のようだ。付き合いの長い販売店のセールスは、9月30日の終了後の落ち込みが怖いと真顔で話していた。どのメーカー系の販売店も終了までの上積みに必死なのだろう。お盆休み返上で販売に力を入れる販売店も少なくないようだ。

トヨタは、企業業績の発表を控えて、期待から大きく株価を上げているようだ。三菱重工は、逆に株価を下げている。コマツは堅実というところだろう。

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