今日は米国の株高に引っ張られて、日経平均株価は前日比210円08銭高の9430円96銭と6営業日ぶりに大幅に反発した。株価は16日以来、4営業日ぶりに9400円台を回復した。円安、先物買い、そして中国株の堅調などが支えになったようだ。また、欧州ストレステストへの思惑から買いが加速したのでは、との見方もあった。上げ幅は一時250円超に拡大したが、引けにかけて手じまい売りが入ってやや押し戻された。東証1部の出来高は19億6339万株。売買代金は1兆2415億円。騰落銘柄数は値上がり1360銘柄、値下がり200銘柄、変わらず105銘柄。

欧州ストレステストについては、概ね織り込み済みで、日本株に大きな影響はない。注目されるのは、日本政府や日銀がどう対応するかと言うことのようだ。介入の時期は、月初めか半ばか、見方はいろいろあるようだが、日銀はドル・円が85円を割り込まないと動かないだろうという。
 
23日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが反発したようだ。午前は売り優勢だったが、午後はやや値を戻し、1ドル87円絡みで推移したようだ。午後5時現在は、1ドル86円95~98銭と前日比40銭のドル高・円安だったようだ。前日の米株高で、87円台前半まで上昇して取引を開始。輸出企業や機関投資家のドル売りで値を下げたが、86円の後半では底堅かったことから、87円近辺まで値を戻した。ユーロは対円、対ドルでもみ合ったようだ。各国の銀行の評価で売り買いが交錯したようだ。午後5時現在は、1ユーロ112円02~06銭、1ユーロ=1.2906~09ドルだった。
 
トヨタは、全面高商いの中で続伸。一時65円高の3100円まで買われる場面があった。この日は円のじり安から、輸出株を中心に、自動車株は軒並み買われて始まった。いすゞ自動車は5日ぶりに反発。一時10円高の255円まで買い戻され、東証1部出来高、売買代金ランキング上位と活況を呈した。トヨタは海外資産番付(08年基準、銀行など金融機関を除く上位100社)で約14兆7500億円の5位と、前年の報告からひとつ順位を上げた。日本企業ではトップだった。三菱重工、コマツもしっかりと値を上げて引けたようだ。
 
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