2日の日経平均株価はさすがにここまで下げると買戻しが入るのか、前日比12円11銭高の9203円71銭と6営業日ぶりに小反発したようだ。買い戻しで何とか9千円ラインにはやや余裕が出来たが、戻りの勢いはなかったようだ。どうも6月の米雇用統計を見るまでは手控えておこうと言う思惑のようだ。東証1部の出来高は15億8933万株。売買代金は1兆1319億円。騰落銘柄数は値上がり939銘柄、値下がり583銘柄、変わらず151銘柄。

日本株は超買得感から買い戻しが入るのも当然だろう。今の時点で、多くの企業が業績を下方修正したとしても、せいぜい減益が見込まれる程度で、赤字にはならないだろうから、純資産が減るようなことはないだろうという。今晩発表される6月の米雇用統計が少将悪くても、6月30日に発表されたADP雇用リポートで、市場はある程度は織り込み済みだという。
2日の東京外国為替市場のドル円相場はドルがさらに下落したようだ。米国の景気が減速すると言う懸念が払拭されずに、安全資産とされる円買いに走ったようだ。午後5時現在は、1ドル87円91~94銭と前日比51銭のドル安・円高だった。
 
始まりからの安値で機関投資家や輸入企業のドル買いが入り、88円台に値を戻したが、午後に入ると2日夜の米雇用統計を控えて、様子見が広がったようだ。6月の米雇用統計は、非農業部門就業者数の大幅な減少が見込まれている。市場は相場は既に雇用情勢の悪化を織り込み済みというが、結果が少しでも良くなれば、ドルが反発する可能性も大いにあるという。ユーロは対円、対ドルともに上昇したようだ。欧州債務問題がやや緩和されているとの観測からだろうか。午後5時現在は、1ユーロ109円89~92銭、対ドルでは1ユーロ1.2497~00ドルだった。
 
今日のトヨタは買いごろ感からか小幅な反発。6月の新車見積依頼月間ランキングによると、前月に続いてトヨタの『プリウス』がトップ、2位がホンダ『フィット』、3位がダイハツ『タント』、4位はホンダ『ステップワゴン』、5位はホンダ『フリード』、6位は日産『ジューク』、7位はホンダ『インサイト』、8位はトヨタ『ヴォクシー』、9位がトヨタ『ウィッシュ』、10位はトヨタ『ヴィッツ』だったようだ。三菱重工は辛うじてプラス、コマツはやや大きく値を上げたようだ。
 
日本ブログ村へ(↓)