1日の日経平均株価は何とまたも下げまくって前日比191円04銭安の9191円60銭といよいよ9千円ラインの攻防が見えてきたようだ。円高が嫌気されているのか売りが加速して歯止めがかからず、取引時間中には下げ幅を230円超に拡大し、9147円68銭まで下落したようだ。円高がやや収まると売りも萎んだが、戻るというには程遠かった。東証1部の出来高は17億6171万株。売買代金は1兆2167億円。騰落銘柄数は値上がり254銘柄、値下がり1342銘柄、変わらず78銘柄。

底値は9千円だそうで、ここを守れないと売られ過ぎの水準で明らかにオーバーシュートとなるようだ。いくらなんでもこの水準が長く続くことはないだろうという見方が一般的のようだ。買い手がなくて下げてきた相場ということで、何かのきっかけがあれば戻りも早いだろうという。

1日の東京外国為替市場のドル円相場は、世界的な景気先行き懸念でリスク回避に円が買われ、ドルが売られたようだ。しかし、後半はやや値を戻して推移したようだ。午後5時現在は、1ドル88円42~45銭と前日比22銭のドル安・円高だった。今日は88円の半ばで始まり、88円前半まで下げたが、88円を割り込むほどではなく、その後は持ち高調整の動きから88円台半ばまで買い戻されたようだ。当面は米雇用統計に向けて、88円台での調整が続きそうだという。日銀短観では、足下の景気回復の継続が確認され、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの思惑から、ややドル買い・円売りが出る場面もあったようだ。しかし、この先には警戒感が付きまとうようだ。ユーロは対円で小安く、対ドルでは小高い。午後5時現在は、1ユーロ108円29~32銭、対ドルでは、1.2246~49ドルだった。

トヨタは続落で3千円ラインを踏みそうだ。クラウン、レクサスの8車種の一部にエンジンが停止する恐れがあるという問題で、国内で販売した約9万台、海外の約18万台についてリコールを行うようだ。不具合があったのは、エンジンのバルブスプリングと呼ばれるばね部品で、吸排気を調節する弁の動きを補助する機能を持つ。トヨタによると、バルブスプリングの製造段階で異物が付着した恐れがあり、異音や亀裂が生じたり、最悪の場合には走行中にエンジンが停止したりするという。どうした、トヨタ、面白みがないというほどに安定嗜好だったトヨタの品質管理は。三菱重工、コマツともになす術もなく続落に沈んだ。

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