30日の日経平均株価はまたまた値を下げて前日比188円03銭安の9382円64銭と4日続落、6月9日に付けた年初来安値9439円13銭を下回った。9400円割れは09年11月30日以来だという。重要経済指標の発表待ちで買う気にならず、様子見気分が強いようだ。アジア株が踏ん張ったので、日経もやや踏み止まったが、戻すには至らなかったようだ。東証1部の出来高は18億6298万株。売買代金は1兆3363億円。騰落銘柄数は値上がり274銘柄、値下がり1334銘柄、変わらず67銘柄。

探りを入れるような買いでやや踏み止まる傾向はあったものの、どうも買わないと言う材料を探しているような相場模様のようだ。これで、円高傾向が続いて、6月の米国雇用統計が予想を大きく上回らないようなら、戻りは相当に遅れるだろうと言う。

30日の東京外国為替市場のドル円相場は、相変わらずドル安の流れが続いている。日経の下落はあまり為替には影響を与えているような気配はなく、市場の関心や懸念が米経済や欧州経済に集中していることを素直に反映しているようだ。午後3時現在は1ドル88円52~55銭と前日比10銭のドル安・円高だった。6月のADP全米雇用報告、6月の米シカゴ景況指数などの発表が予定されており、米経済の先行き不透明感に対する懸念が強まっているので、内容次第ではさらにドルが下げることもあり得るという。

欧州は、相変わらず、財政不安や通貨不安の真っ只中にあり、1ユーロ107円前半まで売り込まれたユーロは、午後3時現在、対円で108円12~15銭、対ドルでは1.2212~15ドルだった。
 
株価を見るのも恐ろしいが、トヨタは変らず。しかし、トヨタは、『カローラ』、『カローラフィールダー』、『カローラランクス』、『ガイア』、『イプサム』、『ブレビス』、『マークII』の計7車種のエアバッグに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出たようだ。助手席用エアバッグのインフレータ内のガス発生剤組付けが不適切なため、ガス発生剤の装填量が不足し、エアバッグが展開するとインフレータ内圧の異常な上昇で容器が破損して構成部品が飛散し、乗員が負傷するおそれがあるという。どうもリコールが止まらないようだが、品質のトヨタがどうしたことだろう。三菱重工、コマツはやはり続落で引けている。
 
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