28日の日経平均株価はどうも落ち込みが止まらずに前週末比43円54銭安の9693円94銭と続落で、終値では、約2週間ぶりに9700円を割り込んだ。東証1部の出来高は14億2540万株、売買代金は9641億円と極めて低水準。円高が足を引っ張って主力が落ち込み、買う気にさせないようで、安値圏で停滞したようだ。アジア株も方向感がなく、どうも足腰が落ち着かないようだ。騰落銘柄数は値上がり484銘柄、値下がり1088銘柄、変わらず102銘柄。

7月1日には6月調査分の日銀短観、2日には6月の米雇用統計の発表が予定されているので、週前半は様子見気分が強そうだという。短観では設備投資がどんな伸びを見せるかに注目が集まるだろう。機械などの反発期待も高まりそうだ。前半は9,700円ラインでの攻防、後半にはやや値を戻すような展開が見られれば、上出来と言う。
28日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが下落したようだ。前週末からのドル売りの流れで、ドルが安く始まったが、盛り返すほどの材料もなく、低空飛行が続いたようだ。午後5時現在は1ドル89円37~40銭と前週末比31銭のドル安・円高だった。今日はドルは、89円台前半の約20銭の狭い値幅で推移したようだ。市場では、6月の米雇用統計を見たいと言う様子見気分が広がって、今週は動きにくそうだという。
 ユーロは対円、対ドルで小動きだった。午後5時現在は対円で1ユーロ110円41~44銭、対ドルで1.2352~2355ドルだった。
 
トヨタの5月の生産・国内販売・輸出実績によると、グローバル生産台数は前年同月比28.2%増の56万8004台だったようだ。国内生産は同22.2%増の23万5412台と7か月連続で前年を上回ったようだ。国内販売は同38.5%増の11万4146台と10か月連続でプラスだった。市場シェアは前年同月と比べて3.8ポイントアップの49.9%で、5月として過去最高となったようだ。輸出は中南米、アジア、中近東、アフリカ向けが好調で同15.1%増の11万5280台と5か月連続で前年を上回り、海外生産は欧州を除くほぼ全ての地域で増加し、同32.9%増の33万25922台と10か月連続で前年を上回ったが、株価は落ちている。三菱重工、コマツも小幅ながら値を下げて引けている。
 
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