来週の東京株式市場は、次から次へと噴き出す外部環境に右往左往しながらも、けっこう底堅い展開になりそうだ。7月には米国の6月の雇用統計、そしてその他の重要な経済指標が発表されるが、国内では参議院議員選挙くらいでこれといった材料に乏しい。選挙自体も民主党の足場固めといった展開になりそうなので、大きな影響はなく、商いも低調で、様子見ムードが強いだろう。結局、刺戟は外部環境頼みだろうという見方が多いようで、引き続き、米国、欧州やアジア株価などを勘案しながらの展開となりそうだという。

日経平均株価は難しいと言われた1万円をあっさりと奪回した。しかし、さすがに上値を追うという雰囲気ではなく、上値は重いが、外部環境の改善を背景に底も固まり、大きな動きはないようだ。来週末にはカナダでG8、G20首脳会議、国内では参院選、注目度が高いとみられる欧州銀行のストレステストなどがある。参院選は、声だけが高くて内容は具体性に欠ける。あまり株価には影響はないだろうという見方が多いようだ。
 
こんな状況で、来週の上値は、1万500円以下、ここまでは届かないだろう。底は、9,900円辺りだろうか。あまり動きのない一週間になりそうだ。
 
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