16日の日経平均株価は何と前日比179円26銭高の1万67円15銭と難しいと言われていた1万円をあっさりと超えてしまった。しかし、これといった材料に乏しいことから高値圏ではもみ合ったようだ。先物に大口買いが入ると一気に200円を超えたが、その後は盛り上がりに欠けたようだ。東証1部の出来高は17億2807万株。売買代金は1兆2482億円。騰落銘柄数は値上がり1345銘柄、値下がり209銘柄、変わらず116銘柄。

底が固まって、底割れはかなり遠のき、投資家の心理も積極に向いているようだ。NYダウも底を固めて上向いているので、日経平均も上向きのようだ。しかし、急激に値を戻しているので、この先、利益確定売りが出る可能性もあり、このまま上昇を続けるとも思えないが、市場に積極性は出てきているので雰囲気は良好のようだ。

16日の東京外国為替市場のドル円相場は、日米株高を好感して投資家が積極的にリスクを取る方向に動いていることから、堅調に動いているようだ。午後5時現在は、1ドル91円66~69銭と前日比48銭のドル高・円安だった。米株価の上昇で、ドル買いの傾向が続き、この日は91円台半ばに上昇して取引が始まり、日経平均株価が1万円台を回復したことで、投資家がリスクを取る方向に向くとの見方から円が売られ、91円台後半に値を上げた。ユーロは、欧州の信用不安がやや後退し、ユーロの買い戻しが優勢となった。午後5時現在は、対円で1ユーロ112円61~64銭、対ドルで1.2284~87ドルだった。
 
今日のトヨタは、3,330円と堅調に推移、5日続伸となったようだ。トヨタは、上期の鋼材値上げに合意したと伝えられ、原材料高が気にされたが、株価には影響薄だったようだ。三菱重工も堅調、中国の大手発電会社から熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクルの主要設備を中国メーカーを通じて受注したようだ。コマツもしっかりで何れも好調のようだ。
 
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