15日の日経平均株価は渋くも上げて前日比8円04銭高の9887円89銭と4日続伸した。100億円程度の年金と思われる買いが救いとなってプラスに転換したようだ。一時9900円台を回復する場面もあったが、材料に乏しく、利益確定売りにも押し戻されて伸び悩んだ。東証1部の出来高は15億4177万株。売買代金は1兆675億円。騰落銘柄数は値上がり681銘柄、値下がり799銘柄、変わらず186銘柄。

株価も、25日移動平均線を上回ったので、この水準で固めれば、底割れの懸念は後退するだろう。また、株価低迷には、ヘッジファンドの決算も絡んでいるようだが、こうした動きが終息すれば上値も動きそうだ。参院選など政治的な不透明要因もあるが、ドル・円は堅いので、4-6月期決算でも一部の企業を中心に上方修正も期待できるという。

15日の東京外国為替市場のドル円相場は、欧州金融不安を警戒したユーロ売り・円買いでドルもつられて反落したようだ。午後5時現在は、1ドル91円18~21銭と前日比71銭のドル安・円高だった。日中は91円台半ばでもみ合っていたが、欧州勢が参加すると、ギリシャ、スペインの金融不安からユーロを売って円を買う動きが強まったようだ。これがドル円にも下落圧力となり、91円台前半まで下げたようだ。ユーロは一時110円台後半に下落し、午後5時現在は、111円18~21銭、対ドルでは1.2192~95ドルだった。

 トヨタはしっかりと値を上げた。米電気自動車専業のテスラ・モーターズは、2012年に欧米で発売する5人乗り4ドアのスポーツセダン「モデルS(エス)」を日本に投入するという。三菱重工は変わらず、コマツは小幅な下落で引けている。

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