7日の日経平均株価は落ちも落ちたり前週末比380円39銭安の9520円80銭だった。新政権が発足したのに、今年最大の下げ幅となった。終値でも9600円割れとダブルパンチだった。米国の5月雇用統計が予想よりも悪かったこと、GLOBEXでの米株価指数先物安、アジア株の全面安、円高と良いことのない環境で、日経平均は安値圏でこう着感を強めた。東証1部の出来高は20億953万株。売買代金は1兆4476億円。値下がり銘柄数は1607銘柄と全体の96%(値上がり41銘柄、変わらず24銘柄)に達した。

今週中、日経平均で9500円台を維持できるかどうかが鍵のようだ。5月25-27日は米景気への回復期待が支えになって、底堅かったが、今週は米雇用統計をきっかけに良いところなしで後退しており、底が抜けるかも知れない。欧州問題も、ハンガリーに火の手が上がり、さらにそれ以上に財政が危ぶまれている国があり、今後、あちこちで火の手が上がる可能性があるという。
 
7日の東京外国為替市場はドルが反落したようだ。米雇用統計悪化などを材料にドルが売られた前週末の海外市場の流れを引き継いだが、午後にかけてはやや買い戻されたようだ。午後5時現在は1ドル91円46~49銭と前週末比1円25銭のドル安・円高だった。東京市場のドル円相場は、米国の景気不安に加えて、アジア株の軟調で一時90円台後半まで下落したが、その後は買い戻しが入り、91円台半ばまで持ち直したようだ。

ユーロはハンガリーの財政赤字拡大で、円に対して大幅に下げたが、その後は買い戻され、109円台半ばを付ける場面もあった。欧州問題についてはどこで火の手が上がるか分からない状態で、投資家は疑心暗鬼になっているようだ。
 
今日はトヨタ、三菱重工、コマツとも大幅に下げている。こんな時はただ見ているほかにはどうしようもないだろう。資金でもあれば買いに入るところだが、・・・。
 
日本ブログ村へ(↓)