4日の日経平均株価は新首相誕生の割には方向感がなく、前日比13円00銭安の9901円19銭と小幅ながら反落して引けた。大反発と米5月雇用統計発表を前にした様子見で、上値を狙う動きはなかったようだ。民主党の菅氏が代表に選出されたが、株式・為替とも市場の反応は限定的だったようだ。東証1部の出来高は17億6255万株。売買代金は1兆2809億円。騰落銘柄数は値上がり778銘柄、値下がり730銘柄、変わらず164銘柄。

前日の上昇は、鳩山政権のマイナスが落ちて、投資家が買い戻しに走ったため。新首相は鳩山前首相に較べれば、やや肯定的と見られているようだ。上値を大きく伸ばすようなことはないというが、そこを固める程度の効果はありそうだという。しかし、流れを変えるような力はないようだが、当面は1万円の大台超ということになるだろう。これを超えれば、さらに上値を伸ばす動きが出てくるかもしれないという。

4日の東京外国為替市場のドル円相場ドルがは続伸した。新首相の円高是正発言を意識したドル買い・円売りが優勢となった流れを引き継いだ東京市場だが、午後には米雇用統計を控え模様眺め気分が広がったようだ。午後5時現在は1ドル92円71~74銭と前日比22銭のドル高・円安だった。菅氏が新首相に就任するというと、円安誘導政策への思惑から円が売られ、92円台後半まで値を上げた。しかし、米雇用統計見たさの様子見のために、その後は小動きにとどまったようだ。ユーロは対円、対ドルともに下落。午後5時現在は1ユーロ113円02~05銭、対ドルで1.2191~94ドルだった。
 
今日のトヨタは小幅な反落。5月の車名別新車販売台数は、プリウスが27,208台で、リコールにも負けずに12か月連続のトップだった。2位のワゴンRは14,475台と、プリウスとは1万3千台の大差がついた。3位はタント、4位がフィット、5位がヴィッツ、6位がムーヴ、7位がアルトと、燃費のいいHV、軽自動車とCカーが上位を占めたようだ。8位はカローラ、9位がミラ、10位はセレナだった。三菱重工は堅調、コマツは小幅な反落で引けた。
 
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