3日の日経平均株価は今年最大の伸び幅で前日比310円95銭高の9914円19銭大幅反発し、終値で、2週間ぶりに9900円台を回復した。東証1部の出来高は19億6464万株。売買代金は1兆4435億円。騰落銘柄数は値上がり1456銘柄、値下がり138銘柄、変わらず79銘柄。

欧州問題は材料視されないだけで、解決したわけではないし、円安についても、民主党の新代表に菅財務大臣が有力視され、これまで円安を容認する発言をしてきたことが、円安進行の一端を担っているが、これも一時的なものだという。しかし、米国経済が安定しているとの期待から、米雇用統計にも期待感が強いようだ。今日のような流れが今後も続けば、5月25日の9459円89銭が底だったということになるのではないかという。

3日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが続伸したようだ。株価が反発したことで、投資家が進んでリスクを取るようになるとの見方からドル買い・円売りが進んだようだ。午後5時現在は1ドル92円49~52銭と前日比89銭のドル高・円安だった。東京市場は92円台前半で始まり、投資家のリスク志向もあって、ドルを買って円を売る動きが強まり、92円台半ばまで値を上げた。欧州の信用不安問題に関する悪材料が少なかったことも円安要因とみられている。当面は、93円台を目指す動きになりそうだという。ユーロは対円、対ドルともに上昇。欧州の問題が落ち着けば、円安基調が続きそうだという。午後5時現在は対円で1ユーロ113円70~73銭、対ドルで1.2292~95ドルだった。

トヨタは4日ぶりに反発したようだ。円安基調を受けて、一時125円高の3360円まで買われた。米国トヨタ自動車販売は、5月の米自動車販売台数が前年同月比6.7%増の16万2813台になったと発表した。米5月の新車販売台数は前年同月比19%増の1163万台と4月の1121万台を上回ったようだ。メーカー別ではGMが前年同月比17.5%増の22万3000台でトップ、フォード・モーターが同23.4%増の19万2000台で2位、これに比べてトヨタは3位に付けたが、各社が2ケタの伸び率を記録したなかでやや苦しい戦いだったようだ。三菱重工業もしっかりと値を上げている。三菱重工は、原子力事業に関し、2014年度に年間6000億円規模を目指ようだ。ヨルダン原発受注にも自信を見せているという。コマツもしっかりと値を上げたが、ロシア向けの建機が評価されているという。

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