31日の日経平均株価は最後に何とかプラス圏に浮上して前週末比5円72銭高の9768円70銭とささやかな続伸だった。海外市場が休場と言うこともあって、一時9800円台を回復したが、どうも海外勢からの売りが細ったようだ。また、手控え気分の高まりから上値も重かった。騰落銘柄数は値上がり1244銘柄、値下がり335銘柄、変わらず95銘柄。

欧州金融危機に対する不安は払拭されていないようだが、企業業績からみれば買いとみる投資家も目立ってきたようだ。この辺りで足場をしっかりと固めて、1万円の大台超えを目指したいところだろう。週末発表の雇用統計次第では、1万円台の回復はあり得るとみる向きもあるようだ。

週明け31日の東京外国為替市場のドル円相場は、1ドル91円台前半で始まり、ドルが強含みで推移したしたようだ。正午では、1ドル91円47~50銭と前週末比16銭のドル高・円安。この日はドルが買われ、91円台後半を伺う勢いだったが、上値では利食い売りに押され、伸び悩んだようだ。この先は、年初来高値の95円を目指す動きになるのか、再び円高方向に転じるのか、分水嶺にいるようだという見方があるようだ。ユーロは対円、対ドルで下落。正午現在は、1ユーロ112円59~63銭、対ドルで1.2308~11ドルだった。

トヨタは反落したようだ。トヨタは、組織改正を6月1日付けで実施するようだ。今回の組織改正では、総合企画部、CSR・環境部を「総合企画部」と「環境部」に再編するという。同社はCSR活動の一環としてリスク管理を推進しており、社内外からの情報収集や機能・地域横断の対応を強化するため、CSR機能を総合企画部に移管するという。三菱重工は堅調、コマツは反落したようだ。
 
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