社長室に行くと社長と北の政所様の他に総務課長が同席していた。
「弁護士に確認したら警察に届けておいた方が良いと言うので今連絡をした。すぐに警察が来るので総務課長と一緒に対応を頼みたい。
サイトの方は削除を請求できるかどうか調べてみるそうだ。ただ、国外のサーバーなので厄介だとは言っていたけれど。
佐山さんや盗撮された被害者の人には災難だったけれどこれからも会社としてはできるだけのことはするから。カウンセリングが必要ならそっちの手配もしよう。」
「ありがとうございます。私は大丈夫ですから他の人のことを。」
僕はそう言ってからこう付け足したかった。
『こんなことをする奴にはむかつくけれど初物でもないし、元祖佐山芳恵のころにこの体を見た者も何人かはいそうだし、あまり気にしていませんから大丈夫です。第一、僕は男ですから。』
しかしこんなことを言ったらまたややこしいことになるのでその辺は控えておいた。しかし、こんな噂の広まるのは早いもので会社中この話で持ち切りのようだった。
「実はもう何人かが写真を撮られたのではないかと精神的に不安定になって業務に支障をきたしているの。本当に困るわ。みんな、あなたのような鋼の神経だったら良いのにねえ。」
北の政所様はちょっと口を滑らせて本音が出たのかも知れない。
「え、私が鋼の何ですか。」
「いえ、何でもないの、気にしないでね。」
「弁護士に確認したら警察に届けておいた方が良いと言うので今連絡をした。すぐに警察が来るので総務課長と一緒に対応を頼みたい。
サイトの方は削除を請求できるかどうか調べてみるそうだ。ただ、国外のサーバーなので厄介だとは言っていたけれど。
佐山さんや盗撮された被害者の人には災難だったけれどこれからも会社としてはできるだけのことはするから。カウンセリングが必要ならそっちの手配もしよう。」
「ありがとうございます。私は大丈夫ですから他の人のことを。」
僕はそう言ってからこう付け足したかった。
『こんなことをする奴にはむかつくけれど初物でもないし、元祖佐山芳恵のころにこの体を見た者も何人かはいそうだし、あまり気にしていませんから大丈夫です。第一、僕は男ですから。』
しかしこんなことを言ったらまたややこしいことになるのでその辺は控えておいた。しかし、こんな噂の広まるのは早いもので会社中この話で持ち切りのようだった。
「実はもう何人かが写真を撮られたのではないかと精神的に不安定になって業務に支障をきたしているの。本当に困るわ。みんな、あなたのような鋼の神経だったら良いのにねえ。」
北の政所様はちょっと口を滑らせて本音が出たのかも知れない。
「え、私が鋼の何ですか。」
「いえ、何でもないの、気にしないでね。」
北の政所様は笑ってごまかすとテーブルの上に置かれた書類に目を通す振りをして逃げてしまった。
日本ブロぐ村へ(↓)