28日の日経平均株価は米国の株高を受けて前日比123円26銭高の9762円98銭と3日続伸で引けた。これで何とか終値ベースで9700円台を回復した。しかし、週末を前に商いを手控え、上げ幅を縮めたが、9700円を割り込むと押し目買いで何とか持ち直した。東証1部の出来高は23億1857万株。売買代金は1兆7762億円。値上がり銘柄数は1229銘柄(値下がり348銘柄、変わらず97銘柄)と5月13日以来、2週間ぶりに4ケタに達した。

9,500円で底を意識したのか、買いが入ったが、ユーロには未だに懐疑的な見方が残っているようで、日経平均が簡単に1万円台を回復するとは思えないと言うのが大方のようだ。この先は、押し目買いに走った個人の利益確定売りが警戒されるという。これを吸収するには海外勢の買いが必要になりそうだ。目先的な材料としては、来週末に控える米5月雇用統計発表やG20などが注目されるという。

28日の東京外国為替市場のドル円相場は、ドルが高く始まったが、午後になって上値が重かったようだ。午後5時現在は1ドル91円31~34銭と前日比1円06銭のドル高・円安。28日は堅調な株価を背景に投資家がリスクを好んで取ったようで、低金利の円は高金利通貨に対し幅広く売られたようだ。東京市場のドル円相場も、約1週間ぶりの高値となる91円台前半に上昇した。しかし、週末を控えて午後は様子見が広がったようで、さらに上値を追う展開にはならなかったようだ。ユーロは対円、対ドルで上昇したようだ。午後5時現在は1ユーロ112円78~81銭、対ドルで1.2349~52ドルだった。
 
今日のトヨタは25円高の3300円と続伸した。トヨタの4月の世界販売台数(ダイハツと日野自を除く)は、前年同月比22.5%増の60万6000台と大幅に伸びたようだ。三菱重工も高値圏で推移、コマツもしっかりと値を上げている。
 
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