25日の日経平均株価は欧州金融危機と北朝鮮ヤケッパチ危機で前日比298円51銭安の9459円89銭と台続落、約6カ月ぶりに9500円を割り込んだ。アジア株安に加えて、北朝鮮の戦闘準備宣言で投げ売りが加速したといい、売り一巡後も戻りは鈍く、安値圏で停滞したようだ。東証1部の出来高は23億5038万株。売買代金は1兆5964億円。騰落銘柄数は値上がり239銘柄、値下がり1373銘柄、変わらず63銘柄。

9500円を割り込んだが、それほど心配する必要はないというのが大方のようだ。北朝鮮問題はこれ以上は拡大はしないだろうし、環境的には何時リバウンドしてもおかしくない状況だという。しかし、日本企業の多くは中国を中心としたアジア市場での業績拡大を見込むが、その中国は欧州向けの輸出が多いので、対ユーロにおけるドル高に伴って人民元も上昇し、中国の経済成長が鈍化してくると、間接的に日本企業にも何らかの影響が出るだろうという。やはり、基本は、ユーロに対する不透明感が拭い去られないといけないようだ。

25日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが反落したようだ。欧州の信用不安に加えて北朝鮮のヤケッパチで、アジアの主要株価が下落したことから、安全資産とされる円に買いが集まったようだ。午後5時現在は1ドル89円73~76銭と前日比49銭のドル安・円高だった。欧州の金融危機はどうも先が見えてこないようで、スペインの貯蓄銀行が公的管理下に入ったとの報道で米株、アジアの主要株価も軒並み下落し、安全資産とされる円に資金が流れ込んだようだ。韓国の哨戒艦撃沈事件で、北朝鮮の金正日総書記が戦闘態勢に入るように指示したとの報道から、円が売られる場面もあったようだが、戦争は望まないとの金総書記の発言が伝えられると、株安を嫌気した円高が加速したというが、戦争だの戦争は望まないだの、原因を作っておいて迷惑な国もあったものだ。ユーロは対円、対ドルで大幅下落。対円では109円台半ばで、20日にロンドン市場で付けた安値水準に迫ったようだ。

今日はトヨタもしっかり下げた。トヨタは、『iQ』を一部改良して5月25日から販売を開始したようだ。今回の一部改良では、運転席のシート上下アジャスターを全車に標準装備し、利便性の向上を図り、ドアトリムの配色をプラムとブラックの2トーンカラーに変更するとともに、ステアリングの質感向上を高める表面加工を施すなどしっとりとした高級感を売り物にするようだ。でも、あれはバカ売れする車ではないだろうな。HV仕様でも出せばそれなりに売れるのかも知れない。三菱重工、コマツも今日はだめだった。

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