きれいごとばかりで政権運営ではもたつきまくる鳩山政権の支持率が急降下するのは、この国の国民にもまだ正常な感覚が残っているからだろうが、野党・自民党も離党者続出の体たらくで、政権の受け皿となるべき足腰はふらつきまくっている。
新党では、あれこれ立派な理念を主張するが、自民党が政権の座にあった時には離党して自らの政治理念を実現しようなどという政治家はいなかったから、やはり離党はその本音には主流になれなかった恨みがあるのかも知れない。
今日も新党が立ち上がるようだが、結局は流動化しそうな参議院選挙後のキャスティングボードを狙っての行動で要は権力の座に尽きたいというのが本音だろうか。しかし、自ら立ち上げた開港記念の一大キャンペーンが傾くなど都合が悪くなると、さっさと逃げ出してしまうような政治家に国家の先行きを託せるのだろうか。
7月の参院選で民主党は、60議席以上の議席がないと単独過半数を占めることは出来ない。連立の社民党、国民新党の議席を足しても、政治とカネ」で鳩山首相や小沢幹事長が世論の批判にさらされ、米軍普天間基地移設問題では、迷走につぐ迷走を重ね、遂にオバマにまでそっぽを向かれた鳩山政権の支持率は急落しており、過半数はなかなか容易ではない状況のようだ。民主党にとって、1人区で当選が確実に見込めるのは、地盤が強固な岩手や三重など10選挙区ほどではないかという。結局、最後には自民党末期と一緒で、鳩山降ろしに期待する以外にはこれといった妙手はないようだ。
しかし、参院選で「新ねじれ」が実現しても、民主党は、社民、国民新党とあわせて、かろうじて衆院で3分の2以上の勢力を確保しているため、参院で否決された法案を衆院で再議決し、可決・成立させることは可能だ。そうは言っても、安倍、福田、麻生3元首相の自民党政権下での国会の混乱は、当然起こってくるだろうし、政権の屋台骨も揺らぐだろう。
新党が、いきなり大政党となって政権を担当すると言うことはありえないが、第3の勢力として混沌とした政界の中で民主党と手を組んで政権を担当すると言う場面はあるだろう。
公明党は既に民主党寄りの体制を示し始め、自民党にしても、野党になって、不遇を囲い、このままでは何のために政治家になったのかという政治家は多いだろう。民主党から声がかかれば、30人くらいは民主党に走る議員は確保できるだろうと言う声もあるようだ。
一昨年の大連合ではないが、民主党の反小沢勢力が、小沢氏の「政治とカネ」問題や強権的政治手法など「小沢的統治」と決別して、新党・たちあがれや自民党の一部などによる「小沢抜き」の巨大新党が誕生するという筋書きがあっても良いと思うのだが、政権党のうまみをなげうって「危ない賭」に出るような気概のある民主議員など出てこないだろう。
結局、二大政党制下で初めて実現した政権交代から1年もしないうちに、参院選をめぐり、こうした政権への暗闘が始まるようなこの国の政治家の軽薄さ、権力志向には、政治は高度な専門職という矜持も何もないように思うのは政治家の皆様に対する冒涜だろうか。
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新党では、あれこれ立派な理念を主張するが、自民党が政権の座にあった時には離党して自らの政治理念を実現しようなどという政治家はいなかったから、やはり離党はその本音には主流になれなかった恨みがあるのかも知れない。
今日も新党が立ち上がるようだが、結局は流動化しそうな参議院選挙後のキャスティングボードを狙っての行動で要は権力の座に尽きたいというのが本音だろうか。しかし、自ら立ち上げた開港記念の一大キャンペーンが傾くなど都合が悪くなると、さっさと逃げ出してしまうような政治家に国家の先行きを託せるのだろうか。
7月の参院選で民主党は、60議席以上の議席がないと単独過半数を占めることは出来ない。連立の社民党、国民新党の議席を足しても、政治とカネ」で鳩山首相や小沢幹事長が世論の批判にさらされ、米軍普天間基地移設問題では、迷走につぐ迷走を重ね、遂にオバマにまでそっぽを向かれた鳩山政権の支持率は急落しており、過半数はなかなか容易ではない状況のようだ。民主党にとって、1人区で当選が確実に見込めるのは、地盤が強固な岩手や三重など10選挙区ほどではないかという。結局、最後には自民党末期と一緒で、鳩山降ろしに期待する以外にはこれといった妙手はないようだ。
しかし、参院選で「新ねじれ」が実現しても、民主党は、社民、国民新党とあわせて、かろうじて衆院で3分の2以上の勢力を確保しているため、参院で否決された法案を衆院で再議決し、可決・成立させることは可能だ。そうは言っても、安倍、福田、麻生3元首相の自民党政権下での国会の混乱は、当然起こってくるだろうし、政権の屋台骨も揺らぐだろう。
新党が、いきなり大政党となって政権を担当すると言うことはありえないが、第3の勢力として混沌とした政界の中で民主党と手を組んで政権を担当すると言う場面はあるだろう。
公明党は既に民主党寄りの体制を示し始め、自民党にしても、野党になって、不遇を囲い、このままでは何のために政治家になったのかという政治家は多いだろう。民主党から声がかかれば、30人くらいは民主党に走る議員は確保できるだろうと言う声もあるようだ。
一昨年の大連合ではないが、民主党の反小沢勢力が、小沢氏の「政治とカネ」問題や強権的政治手法など「小沢的統治」と決別して、新党・たちあがれや自民党の一部などによる「小沢抜き」の巨大新党が誕生するという筋書きがあっても良いと思うのだが、政権党のうまみをなげうって「危ない賭」に出るような気概のある民主議員など出てこないだろう。
結局、二大政党制下で初めて実現した政権交代から1年もしないうちに、参院選をめぐり、こうした政権への暗闘が始まるようなこの国の政治家の軽薄さ、権力志向には、政治は高度な専門職という矜持も何もないように思うのは政治家の皆様に対する冒涜だろうか。
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