16日の日経平均株価は大幅に反落して前日比171円61銭安の1万1102円18銭まで下げた。下げ幅は2月19日(212円安)以来の大きさとなったようだ。アジア株の低迷で、上値が重くなり下げ幅を拡大したようだ。米株価指数先物の下落、円高もなども枷となって、売りが一巡した後も値は重く、安値圏に沈んだようだ。東証1部の出来高は22億2185万株。売買代金は1兆5102億円。騰落銘柄数は値上がり320銘柄、値下がり1256銘柄、変わらず96銘柄。

今日は下げ過ぎの感があるという。5日に年初来高値を更新して以後、9営業日連続で陰線を形成しており、過熱感からか、上値の重さが目立つようだ。調整を待ち望む雰囲気もあったが、どうも調整が効き過ぎたのか、下げが止まらないようだ。金融株の一角だけが底堅いようで、今後も調整局面はハイテクが主役で、金融株については底堅く推移するだろうという。

為替の方は、

16日の東京外国為替市場のドル円相場は、米国の金利長期低水準据置という米地区連銀総裁発言など、踏んだりけったりで、ドル売り・円買いが進展して続落した。午後3時現在は1ドル92円73~76銭と前日比40銭のドル安・円高だった。
この日の東京市場は米長期金利の低下など、ドル売り・円買いに拍車がかかり、正午にかけては米サンフランシスコ地区連銀のイエレン総裁らのゼロ金利据え置き正当化発言やギリシャの財政不安問題の再燃、くすぶる中国人民元の切り上げ観測など踏んだり蹴ったりの状況で、一時は92円半ばまで下落した。その後はやや持ち直したが、ドルの上値は重いようだ。

今日のトヨタは小幅な反落。欧州自動車工業会は、3月の欧州連合(EU)域内の新車販売台数を発表した。欧州でも大規模なリコールを実施しているトヨタが、前年同月比13.6%減の6万8703台と2カ月連続で大幅に販売を減らしたようだ。シェアも4.2%で、ダイムラーに抜かれて9位となった。米国では販売増に転じたが、欧州ではリコールの影響が続いている。

メーカー別では、フォルクスワーゲンが8.5%増の32万2994台で首位、日本メーカーでは、日産(42.4%増)とマツダ(7.1%増)が販売を伸ばす一方、ホンダが15.6%減、スズキが19.1%減と、大幅な落ち込みとなったそうだ。

三菱重工も反落、重工は、アイスランドの電力大手レイキャビク・エナジーと、地熱エネルギーの開発などで協業していくようだ。レイキャビク・エナジーは地熱エネルギーの開発を地球規模で進める計画を持つ世界有数の地熱発電事業会社で、すでにアフリカなどで開発に着手している。三菱重工は全世界で累計100基以上の地熱発電設備納入実績を持つことから、世界の地熱発電案件発掘を共同で進めていくという。コマツも値を下げて今日は全敗だった。

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