14日の日経平均株価は何とか踏ん張って前日比43円67銭高の1万1204円90銭と反発した。アジア株の軟調で一旦下げた指数は、底堅さが好感されて反発した。ただ、さらに上値を試すような動きはなく、戻したもののもみ合って引けた。東証1部の出来高は23億3718万株。売買代金は1兆6619億円。騰落銘柄数は値上がり829銘柄、値下がり675銘柄、変わらず165銘柄。
当面は大きく上ブレした材料でも出ない限り、しばらく調整含みの相場となりそうだという。中国の金融引き締め政策や人民元の切り上げに対する警戒感も根強いようだ。本格的に市場が動き出すのは4月末、国内企業の11年3月期見通しが出始めてからだという。
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、今晩の米小売売上高やベージュブックなどの米経済指標の発表待ちで手控えムードが強く、狭いレンジでもみ合ったようだ。午後3時現在、1ドル93円28~31銭と前日比07銭の小幅ドル高・円安で推移している。
これといった材料が見当たらない中、極めて狭い値幅でもみ合ったようだ。相場の上下は約10銭程度で、ほとんど動いていない状態だという。これといった目新しさに欠ける現在の水準では、東京マーケットはいわば“開店休場状態“だという。
米国や中国で主要経済指標の発表が控えているので、これらの指標や要人発言を見極めたいとの雰囲気が市場を支配しているようで、様子見気分を決め込んでいるかのように静かな相場展開になっているという。市場の予測では米指標は堅調な内容になる見込みで、予測通りであれば、ドル買い要因になりそうだという。しかし、ギリシャ問題や中国問題は未だにくすぶっていることから、欧州圏と中国の動向は今後も為替相場に影響を残し続けるという。
今日のトヨタは反発した。トヨタは、高級スポーツタイプ多目的車(SUV)「レクサスGX460」の米国での販売を一時停止すると発表したようだ。コンシューマー・リポートが、「横転事故につながる可能性がある」との走行テスト結果を発表した直後の異例の対応だった。大規模リコール問題で対応が遅れて不信を招いた反省を踏まえたものだという。信頼回復に向けて動き始めた直後で、致命的なダメージを回避する狙いのようだが、立ち直り始めた販売への影響も懸念されるという。三菱重工は変らず、コマツはやや反発して引けている。
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