9日の日経平均は小高いながらも動きの乏しい状態の前日比36円14銭高、1万1204円34銭で引けた。終盤に輸出関連株の一部がやや値を戻し、市場が締まったが、買い気を誘う材料がなく上値は重かった。株価指数オプション4月物のSQ(特別清算指数)推定値は1万1146円95銭。東証1部の出来高は22億3383万株(うちSQ分は概算で4億900万株)。売買代金は1兆8222億円(同4960億円)。騰落銘柄数は値上がり1065銘柄、値下がり473銘柄、変わらず137銘柄。

どうも急騰の気があり、調整が期待されるようだ。銀行株や内需株へ興味が向いて下げ渋ってはいるが、これらは本腰を入れたような買いではないという。一部の小売業の決算発表をみても、今後の展望には疑問符がつくようだ。国内景気は外部環境の好転によって緩やかな回復がみられるが、進んで買い込むような分野ではなく、市場の主役は輸出株だという。

為替の方は、

9日の東京外国為替市場のドル円相場は、ドルがやや反発したようだ。米株高と米長期金利上昇でドルが優勢となった海外市場の流れを引き継いで、午後5時現在は1ドル93円49~522銭と前日比39銭のドル高・円安だった。対円でユーロが買い戻された流れがドル円にも波及し、ドルが強含みで推移したようだ。市場の関心は人民元問題のようだ。来週発表の中国の経済指標が良ければ、インフレ懸念から人民元の切り上げ圧力が強まるので、それにつられて円も買われるだろうという。

今日のトヨタは小幅な反発だった。自販連がまとめた2009年度のブランド別新車登録台数によれば、トヨタは前年度比14.4%増の149万7,739台で、シェアが47.1%となったという。シェア2位はホンダで28.8%増の50万3,891台、『インサイト』や『フィット』、『フリード』などが好調だったようだ。3位は日産で同4.7%増の49万3,910台でホンダとの差は僅かだった。4位はマツダで同4.1%増の17万772台だった。5位は『レガシィ』が好調だったスバルで同4.1%増の8万543台、三菱自動車は20.4%増の6万5,243台で6位、7位がスズキで19.6%減の6万1,025台だった。8位はいすゞ、9位がレクサス、10位が日野、11位が三菱ふそう、12位がダイハツで、13位がUDトラックスだったそうだ。また、日本経済の牽引役となってほしい車は、プリウスだったそうだ。三菱重工とコマツは続落している。

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